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未来への展望

新日本印刷の
過去・現在・未来

新日本印刷の成り立ちから、現在に至るまでの歴史と、現在進めているワンダーライン、カタログサプリなどのweb関連事業やSDGsの活動。
未来への展望を経営トップによる座談会でお伝えします。

Past Present Future

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Executive経営者の紹介

  • 細井 俊男

    代表取締役 社長

    細井 俊男

    入社日
    1980年4月1日
  • 小栗 裕介

    取締役 専務

    小栗 裕介

    入社日
    1988年4月1日
  • 天野 孝二

    取締役 営業本部長

    天野 孝二

    入社日
    1989年4月1日

Interview経営者インタビュー

新日本印刷を経営する社長、専務、本部長の飾らない座談会です。

経営者インタビュー

創業期について教えて頂けますか。

細井:当社の創業は1967年に、(名古屋市)千種区の池下町で創業しました。今は160名程の社員がいますが当時は3人でスタートした会社でした。

小栗:たしか、創業時から写真スタジオがあったんでしたよね?

細井:そうです。創業当時から撮影スタジオを完備して、印刷するだけの会社ではなくて、掲載する写真であったり、コンテンツやデザインまで一貫した生産を強みにしていました。

天野:創業当時からコンテンツ制作に高い志のある印刷会社だったんですね。そういえば、社長が入社されたのはいつ頃だったんでしたっけ?

細井:私が入社したのは、昭和55年(1980年)なので、創業から12年経っていました。その頃には、すでに現在の天白区に本社がありました。当時は、印刷設備をどんどん増やしている時期だったので、チャレンジの多い勢いのある会社だなと感じていました。

小栗:今でも、様々なチャレンジはありますけど、当時からリターンの大きい設備投資は積極的にしていたんですね。

細井:そうです。設備投資だけではなくて、私が入社した時から、やはり『人が主役』でした。営業部はプランナーという肩書きを持ってお客様に様々な提案をしていましたし、コンテンツ力強化のために、企画デザイン部門も既に備わっていました。

天野:今の当社の原型は社長が入社される前からあったんですね。創業者の想いは引き継がれているなと感じました。

経営者インタビュー

どのようなお客様からご愛顧いただいていましたか?

細井:創業当時から、陶磁器業界のお客様から可愛がっていただきました。

小栗:私も入社した時から瑞浪、土岐、瀬戸、常滑、四日市、信楽などを代表する陶器メーカー様に、カタログ制作のご依頼をとても多くいただきました。当時は、インターネットなどの通信インフラもなかったし、皆さん、現物を持って営業に回っていたんですよ

天野:現物!?今では考えられないですね。でも、様々な印刷会社があったと思うんですが、なぜ当社を皆様パートナーとしてご愛顧していただいたんでしょうか。

細井:例えば、陶器に緑泥と呼ばれる少しくすんだ緑色の商品があるのですが、当時写真撮影はフィルムで撮影していたのでフィルムの特性上、茶色っぽくで表現されてしまうんですよ。現物と同じ色を再現する事が他社では難しかった中、写真スタジオをもっていた当社は、色の再現が得意だったんです。

小栗:当時から、色の再現性が高く、高付加価値の美しい印刷物を制作できる印刷会社として喜んでいただいていました。陶磁器業界からの繋がりで、ギフト業界、雑貨業界など、様々な業界のお客様に恵まれ支えていただきました。

経営者インタビュー

CI『ふれあいはエネルギー』について教えてください。

細井:これは、25周年の記念事業の一環でつくったものです。ちょうど、本社の現社屋が出来たタイミングあたりですね。当時の会社案内にも、たしか掲載されていたと思うんだけど。

小栗:これですね?懐かしいですね。これは社長ですね?

細井:これは当時のCIを作った時の委員会。あれ、(小栗)専務は参加してなかったっけ?

小栗:ちょうどこの頃、入社したばかりだったので参加してなかったですね。

細井:当時のデザイン部門と協力して、おそらく50案程の中から選んだかと思います。この会社案内にも書いてありますが、当時から『人が主役』の環境づくりについてかなり考えました。一人ひとりの個性をどう活かし、全員が活躍できる環境、評価制度はどうするべきか?などですね。

小栗:今もそうですけど、当社の評価制度は一人ひとりを我々や管理職が見る体制になっていますよね。数字だけではなく、ホスピテリティの部分であったり、モラルの部分であったり。様々なコミュニティに良い影響力がある人材育成を大切にしてきましたよね。

細井:はい。『ふれあいはエネルギー』という言葉には、それぞれの個性を持った、今でいう多様性を受け入れて、人と人とのコミュニケーションを大切にしたいという思いが込められています。そして、我々のつくる印刷物でビジネスのコミュニケーションを良好にしていきたい。ふれあい(コミュニケーション)は、私たちに多くのエネルギーを与えるだけでなく、自己成長や学びの機会を提供する重要な役割を果たしていると考えています。

経営者インタビュー

現在の取り組みについて教えて頂けますか。

天野:この時代において印刷会社に求められるのは、やはり印刷だけじゃない分野での成長が必要だと考えています。

小栗:ご愛顧いただいているお客様へ、多方面からの相乗効果を生む提案は必要ですよね。昔と違って、伝達手段の多くは印刷物ではないことが多い。でも、まだまだ印刷物を重要視しているお客様がいる。この状況は印刷会社ならではですよね。

細井:(小栗)専務の言う通りで、当社は印刷を必要としているお客様が圧倒的に多いんですよね。ですが、(天野)本部長が言うように、新たな分野への挑戦は必要不可欠な時代だと考えています。我々には『お客様の最良のパートナー』という理念があります。

天野:『お客様の最良のパートナー』であり続ける為の取り組みをたくさん行ってきました。例えば、2020年にはデザイン部門だった制作部をクロスコミュニケーション部として創設しました。

小栗:動画やweb制作は創設前から仕事を多々いただいていて、創設の10年前から内製化の取り組みを進めていました。創業当時からクリエイティブに強い印刷会社を命題にしていましたので、コンテンツ制作には自信がありました。

細井:コンテンツを当社で作れば、印刷だけでなくwebや動画など様々なコミュニケーションツールに展開でき相乗効果をお客様にご提供できるようにする。『クロスコミュニケーション』という言葉は、そういった意味が込められています。まだまだ人材も限られていて、内製化しきれてないところもあるのが本音ですが、日々ご依頼が増えてますよね。

経営者インタビュー

現在の課題とチャレンジを教えてください。

天野:まず、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、市場ニーズが劇的に変化しましたよね。

小栗:そう。私たちの提供価値であるBtoBの印刷物は、主にお客様の展示会出展への貢献でした。その展示会が激減したし、開催されても人が少なかった。

細井:コロナ禍でお客様はかなり悩まれていましたよね。やはり、展示会はお客様のビジネスにとって重要な出会いのきっかけになるものですし、それぞれ得意先との顔合わせの大事な機会でしたから。

天野:そういった悩みの声は多くききました。

小栗:多かったですね。その課題解決の対応として、私たちだからできる提供価値を考えて、DX分野へ即座にチャレンジしました。

細井:まずは、コロナ禍でもオンラインでお客様にビジネスのきっかけをつくっていただけるオンライン展示会プラットフォーム『WONDER LINE』は、商品の展示に加え、名刺交換や、web商談の機能、3D空間をヴァーチャルでウォークスルーできるMatterportなども組み込んで、新しい価値が提供できました。約60社が参加した名古屋商工会議所様主催の「メディカルメッセ」は大きな成果を生みました。また、システム事業としてカタログデータをクラウドでデータベース化して、お気に入り商品の提案書、見積書などを作成できる業務改善クラウドアプリ『カタログサプリ』など、自社で提供できる価値を集結したパッケージをつくりました。当然すべてが自社内で開発とまではいかない状態ですが、このチャレンジをしてくれたデジタルが得意な社員には、とても感謝しています。

経営者インタビュー

他社に真似できないアピールポイントは?

天野:やはり、印刷以外(web、動画、店頭ツール等)の企画と制作ができること。あとは、

小栗:あとは品質へのこだわり、ではないでしょうか。様々な改善委員会の取り組みがあります。

細井:そうですね。当社は創業当時から一貫して品質にこだわり、その部分でご愛顧いただいている会社ですからね。印刷でいうと、色の再現性が高い高品質な印刷物を提供していました。

小栗:当社は制作するだけではなくて、その先で使っていただくことまでを視野に入れた提案を心がけていますし、そのための品質改善活動も行っています。

天野:お客様とその先のお客様とのコミュニケーションをデザインという考え方は、創業当時から根付いていたんですね。

細井:欲張りかもしれませんが、(天野)本部長の言った『作る』技術的な部分と、(小栗)専務の言った印刷品質も含めた『作るだけじゃない』内容的な部分の両面が当社にはあります。あと、その両面でゴールなく進化し続ける改善力として、人間力が重要だと考えています。過去、CI作成でも思い描いていた、『人が主役』という考えですね。

小栗:今後どうなるか分からないですが、新しい発想や改善は、AI(人工知能)ではなく、人間の方が遥かに優秀です。

天野:そう思います。それこそ、ぜひ、新しいことへのチャレンジにワクワクできる、優秀な皆さんを採用したいと思いますので、よろしくお願いします。(笑)

経営者インタビュー

持続可能な未来について

細井:当社が存続し続けることで、様々なステークホルダーの皆様や、地域、環境など、良い影響を与える企業でなくてはなりません。私たちは、全日本印刷工業組合連合会のCSR認定マークは全国でも取得した会社は少ないスリースターの認定をいただいています。働き方についてもいち早く取り組みを進め、健康経営優良法人の認定を取得しています。

天野:女性の育休や時短勤務に関しては、当社独自の待遇制度ですよね。多様な社員がいますが、その多様性を活かした会社にしたいですね。

小栗:そうですね。家庭環境含め様々な社員がいますが、やはり長く勤めていただくことが重要だと考えます。理想は、社員の皆様が会社に来るたびに心身ともに健康になれるような企業を目指したい。そのためには、働きがいを感じてもらえるように企業としての大義の浸透は必要不可欠だと考えます。

天野:ES(社員満足度)の向上ですね。各チームで取り組んでいる上司と課員の1on1ミーティングはかなり効果が出ています。

細井:(小栗)専務が言う、当社の大義への共感と浸透は今後進めていくべきかと考えています。当社のファンを増やしていく。お客様はもちろん、社員や社員のご家族様、地域の方々。

小栗:あとは、地球にもファンになっていただかないと。(笑)

天野:そうですよね。当社の瑞浪工場はSDGsの流れを受ける前から環境配慮型の工場を目指してつくられました。理想は印刷をすればするほど環境が改善される、みたいな、そんな夢のようなことはまだ先かもしれませんが、そういった未来思考の「あるべき姿」からアイデアを若い方を含めて今後広げていくのもワクワクしますね。

経営者インタビュー

新日本印刷は、どのような会社になっていきますか?

細井:まずは、お客様の最良のパートナーであり続ける事。これは過去から未来へと移り変わっても変わらない当社の土台ですし、理念の本質です。

天野:創業者の志を引き継いでいくことは、企業の社会的な意義として若い世代にもっと浸透させていきたいですね。

小栗:志を土台に、変えていかなければならない層を積み重ねていく。今後、印刷以外のあらゆる分野での展開を通じてお客様のニーズに応えるのはもちろん、WONDERLINEなどの新たな切り口でも貢献していきます。新たな価値創造を求めて、WONDERLINEのバージョン2も開発が進んでいますしね。

天野:そうですね。デジタル技術やAIなど、先進技術を積極的に導入し、ビジネスプロセスの改善や新しいサービスの開発などに活用していきたいですね。

細井:時代は加速度的に動いています。予測困難な時代ではありますが、それはお客様も同様です。社員の個性を集結して全員活躍でお客さまの最良のパートナーになれる環境をつくっていきたいと考えています。過去、CIをつくる際に掲げた『人が主役』の時代に、より近づいてきているなと思っています。

小栗:本当に、日々変化が激しいですね。我々は時代が変わっても、お客様のその時々の課題解決に合わせ、進化しつづける企業であり続けます。そのためには、全社員がイキイキと。それこそ、成長にワクワクできるベストな環境はどんな環境なのか。常に考えていますし、変えていきます。

天野:若手には本当に期待をしています。若手メンバーの中には、営業品目を幅広く持つというソリューション思考で日々柔軟にお客様のパートナーになるべく新しいことにチャレンジしていただいています。そういった若手の行動は今後の当社の財産になっていきます。

細井:失敗する事はもちろんあります。しかし、失敗を恐れて行動を止めてしまっては企業の成長は見込めません。時には間違いを認め、正しい方向へ修正する柔軟性を持つこと。そして主役はやっぱり人です。全員活躍ができるより良い環境を我々が提供し、これからも地域への貢献にワクワクできる企業として存在し続けていきたいと考えます。

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